1948-02-20 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第8号
從つて現在殘つております三十億餘りの赤字融資は、この年度末までに税金が豫定通りに取立てられれば、政府から補給金として炭鑛業者の方に拂出される復金の融資は、それによつて返却を受けるということになつているわけであります。併し今の政府の金繰りからすれば、この年度内にこの全額が回收されるということは非常にむずかしいと私共は考えております。
從つて現在殘つております三十億餘りの赤字融資は、この年度末までに税金が豫定通りに取立てられれば、政府から補給金として炭鑛業者の方に拂出される復金の融資は、それによつて返却を受けるということになつているわけであります。併し今の政府の金繰りからすれば、この年度内にこの全額が回收されるということは非常にむずかしいと私共は考えております。
私は反對にかようの法案が出ましたときに心配いたしますことは、今日は指定炭鑛にされるというようなことは、恐らくは全國の炭鑛業者は喜ばない。これは事實だろうと考えます。
二十一年四月より十月までの補償金の支拂については、昨年末石炭廳より補償申請書の提出方を各炭鑛業者へ指令するとともに、物價廳と査定要領の作成に取りかかりましたが、査定要領についてG・H・Qの許可のあつたのが三月末でありまして、一應査定要領は決定いたしたのでございますが、その内容について大藏省に事前打合せのなかつたため、大藏省より査定要領の一部に對し異議の申立があり、なかなか交渉がまとまらなかつたために
上下半期における日本の産業に投じた融資の中で、約四二%という厖大なる資金が、炭鑛業者に流れておる。それに對して、その報告を求め、さらにそれに對して經理を明らかにするということは、これは國民の當然望むところであつて、これは決して私は反對すべきことではないと思うのであります。
しかるに、本法案が發表せられる前後から現在に及ぶまで、國民の大多數は、これに反對しておることを察知することができるのみならず、全國の炭鑛業者四百有餘の者が、これに反對を強く表明し、これを政府その他に陳情しておるのみでなく、現場炭鑛管理者及び鑛長の多數が、反對の陳情をいたしており、さらに財團法人世論調査所が、長期にわたつて現場坑夫の世論を調査した結果の發表によれば、坑夫の多數もまた反對をいたしておるのであります
ところが私の知つた情報によりますと、被疑者はいずれも炭鑛業者であり、そのうちのある者は現代議士であるということを聞いたのであります。私は警視總監に對しまして、それらの人たちの名前を発表せよとか何とかを要求する気持ちは毛頭ないのでありをす。何ゆえかと申しますと、もちろんそれらの人たちの人格や名誉というものを、十分に尊重しなければならぬこともわかつているからであります。
○水谷國務大臣 繰返し申し上げます通りに、この法案のねらいは、政府、炭鑛業者竝びに勞務者の三位一體の協力態勢を整えることが、ねらいでございまして、政府といたしましても、このたびつくりますところの石炭局は、御案内のように、局長及びその局員の過半數は、炭鑛事業に明るい民間人をもつてこれに充てまして、從來のいわゆる官廳機構とは、本質的に異つた構成をもつて臨むのであります。
實は先般も炭鑛業者がいらつしやいまして、ある炭鑛は非常にうまくいつておる、ある炭鑛は悪い。ところが悪いのを直そうという氣が起らぬで困るというお話がございました。そういう點から考えてまいりましても、これはある程度にわけて、そうしてお互いに自立させた方がいいのではないかというふうに考えております。
○有田委員 ただいま西田さんからお話がありました通り、私どもは炭鑛業者ではありませんので、西田さんとかその他の炭鑛に御經験のある方はよくおわかりと思いますが、私どもにはよくわかりません。
○平井(富)政府委員 一般炭鑛に對しまする今の資材、資金の供與の方法でありますが、もちろん國家が計畫を進めまして、炭鑛に資金、資材を流しますことは、單に炭鑛業者の利益を目途として流すのではございませんので、石炭の生産に必要なる限度、及びその必要性から流すのでありますが、この點は今西田さんのおつしやる通りと思いますが、半面その流す資金、資材というものは、たとえばさつきの産業資金の例で申し上げますれば、
右の石炭廰の斡旋事業に應じて、中小炭鑛業者は、各地に自發的に共同購入の組織を設けてもらうというようなことを、大體考えております。今日の閣議では、これよりもはるかに詳しいことが決定になつたのでございまして、いずれできるだけ早く發表できるようにいたしまして、皆さん方の前に御發表申し上げまして、法案審議の御參考にしていただきたい、このように考えております。
從つて電氣會社の電氣が十分來ないから、自分の方の火力発電を動かしてやるということは、炭鑛業者としては、その経費が一番問題になるのであります。 次はこれはある程度電力用炭のわくの中で配當することも考えられるわけであります。